それゆけ、地域!

観て、聴いて、感じる!-自分、なかま、地域、地球!

とある講義を体験して

授業のなかで、あるDVDを観ることにした。

大山団地という東京都にある団地で、孤独死を10年ほどゼロの状態で維持しており、その過程には実に多くの緻密で大胆な地域戦略の一部を紐解こうとする内容であった。

その後、自治会長が次の代替わりしてからしばらくして、孤独死がうまれた(うまれた、という表現がただしいのかはわからないけれど)。

DVD終了後、ラウンドして数人の学生から感想を述べてもらう。ある学生が、ある場面で区長が語った言葉や表情に違和感を抱いたようであった。その違和感が一体なんたるものだったのかは、そのときの(そしてきっと今も)私にはあまりよくわからなかった。彼女が言いたいことの本質は一体なんだろう・・と思った程度であった(うーん、しっくりくる表現がみつからない)。

授業がおわったあと、別な学生が口を開いた。

「さっきの彼女の発言をききながら、思ったんですけど」「孤独死って、わるいことなんですかね?」

先の彼女の発言は、孤独死への賛否を問うたものではなかった。

・・・たしかに、わるいことなのだろうか。考えるべき問いが生まれた。

そして、もうひとつ。

彼女の発言の一端が、拡がっていく。

・・“本当に言いたかったこと(触れようとしていること)って何だったんだろう?”

とにかく違う視点なのだ。表現の形や未熟さなんて、どうでもよい。彼女が触れようとした何かとは、何だろう。断片から、問いを再構築できたらどうだろう。

とボヤーっと頭がぐるぐるまわりはじめて一日、ドラマ「スクラップアンドビルド」を鑑賞。

ふわっとしたなかに、テーマが浮かび上がってくる。

・・ああ、このようなテーマを丁寧に扱える人間になりたい。

そして、学生につなげる「次」を見つけよう。そこから次の授業を模索してみよう!と思いつつ、夜は更けていくのであった。

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Morry